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スタッフ日記

人生100年時代に自助努力を

「年金をきちんともらえるのかな・・」「老後が不安だなーいくら貯めたらいいんだろう」「何歳まで働かないといけないのかな」

33歳子持ち主婦がママ友や学生時代の友人との間でする会話。

ひと昔前の大人はこんな不安なかったのかもしれません。TVや新聞では「年金制度崩壊」などの言葉をよく目にするし、少子高齢化に伴う労働人口の減少は止められません。

実際に「老後生活に対して不安感を抱いている人は8割を超える」という調査結果が公益財団法人 生命保険文化センターの「生活保障に関する調査」にから出ています。

しかし8割以上の人が老後生活に不安を抱えているにも関わらず、実際に対策を講じている人は少ないのではないでしょうか。

普通預金金利が0.001%の現在、銀行にお金を貯めるだけでは老後資金を十分に確保することは難しいのかもしれません。

金融庁も「貯蓄から投資へ」というスローガンを掲げています。

いきなり「投資と言われてもリスクを伴いそう」「なんか怖い」と思うのが普通だと思います。

知識や経験が必要な投資だけではなく、老後の資金を増やす方法は他にも沢山あります。

今回はその一部をご紹介したいと思いますが、その前に現在の日本の年金制度について簡単にご説明したいと思います。

 

日本の公的年金は、日本に住んでいる20歳以上60歳未満のすべての人が加入する「国民年金(基礎年金)」と、会社などに勤務している人が加入する「厚生年金」の2階建てになっています。

 

公的年金は2階建て<出典:厚生労働省2020年7月現在>

厚生労働省が令和2年に発表した国民年金から支給される老齢基礎年金は、20歳から60歳まで40年間保険料を支払った人で、1人1カ月6万5141円。

また、厚生年金から夫婦2人分の老齢基礎年金を含む標準的な年金額として22万724円とのことです。(厚生年金は加入期間中の平均給料によって決定します)

公益財団法人生命保険文化センターの「生活保障に関する調査」によると、ゆとりある老後生活費は月額平均36万1000円だそうです。

 

「ゆとりある生活って何だろう・・」と考えてみたのですが、私の場合は「週に2回位は外食したいな(ランチも含みですけど)」「半年に1回は旅行に行きたいな(あ、でも3年に1回位、海外旅行にも行きたい)」でした。

皆様の考えるゆとりある生活とはどのようなものですか?ゆとりある老後生活を送るためには、自助努力が必要かもしれません。

 

今回は今からでもすぐにできる自助努力を2つご紹介致します。

それは、①公的年金を増やす方法 と ②民間の保険会社で備える方法 です。

ひとつずつ解説していきたいと思います。

 

①<公的年金を増やす方法>

<確定拠出年金>
メリットは、税制優遇があることですが、将来の年金額は自己の運用成績によるため、運用の知識が求められます。

企業型に入っている方は、企業が掛金を払ってくれますが、個人でもそこに追加して掛金を支払える場合があります(マッチング拠出)。

自営業など、厚生年金加入者でない場合には、個人型確定拠出年金(iDeCo)もあります。

運用次第では想定しているよりも低い受け取り額になることもあります。

<国民年金基金>

国民年金にのみ加入している自営業などの方(国民年金第一号被保険者)が、国民年金に上乗せする制度です。

掛金の上限は月6万8000円ですが、個人型確定拠出年金(iDeCo)にも加入している場合は、その掛金とあわせて月6万8000円です。

年齢、性別、年金の種類によって掛金が異なり、詳細は国民年金基金連合会のHPで確認ができます。

<国民年金 付加年金>

国民年金のみに加入している方(国民年金第一号被保険者)は、付加保険料(月々400円)を納めると、付加年金が上

乗せされます。

付加年金の年金額は、200円×付加保険料納付月数となります。

仮に40年(480月)付加保険料を納付した場合、支払額は「400円×480月=192,000円」ですが、貰える付加年金の年額は「200円×480月=96,000円(月額8,000円)」ですので、2年で元が取れる計算になります。

ただし、国民年金基金に加入している方は、付加保険料を納めることができません。

 

②<民間の保険会社で備える方法>

【個人年金保険】【終身保険】【ドル建て保険】【変額保険】

お金を積み立てる1つの選択肢として考えられるのが保険です。

保険はそもそもは万が一の時(死亡時や病気やケガの時)の保障を備える時のものですが、終身保険や個人年金保険など、貯蓄性のあるものを上手に活用すれば、確実にお金を貯めることができます。

また税金の控除を受けることもできます。

外貨建て保険や変額保険などの運用商品という選択肢もあります。

ただし、保険商品は複雑で保障内容を理解しずらいという難点もあります。

充分に検討して加入する必要があります。

 

「老後にゆとりある生活をおくりたいな・・」「お金を上手に増やせる方法はないかな」などお困り事があればぜひ一度ご相談下さい。

将来設計や希望をじっくりお聞きし、一緒に解決できる道を探したいと思っています。

 

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