新型コロナ感染者が再拡大する中、改めて振り返る症状・受診の目安
2020.7.30※この度は、新型コロナウイルス感染症の拡大により、健康被害並びに事業等に影響を受けておられるお客様に謹んでお見舞い申し上げます。
新型コロナウイルスの感染者が一時的に減少し、緊急事態宣言が解除されて一時の安心感を持たれた方が多くいらっしゃると思われます。しかし、6月、7月と時間が経過していくにつれ、再び東京都を中心に感染者の拡大が見受けられるようになりました。
今や、マスクの着用やアルコール消毒は必須、ソーシャル・ディスタンスを保つ、不要不急の外出は控える等、新しい生活様式が浸透したように感じます。
(筆者=私は愛知県出身なのですが、実家に帰ると周りから白い目で見られますので、帰省するにできないお盆を過ごすことになりそうです。)
さて、このような「アフターコロナ」、言うなれば「With コロナ(=新型コロナウイルスの感染に細心の注意を払い、新しい生活様式で日常を送る)」の世の中で、重要なことは何でしょうか?
それは、新型コロナウイルス感染症について正しい知識を持つことです。
今回は、新型コロナウイルス感染症の症状・受診の目安について、一緒に理解を深めていただければと思います。
まず、新型コロナウイルス感染症は、症状が似ていることからよく風邪やインフルエンザとよく勘違いされます。勘違いによって新型コロナウイルス感染症に気づかず、症状が悪化するケースが見受けられますので、以下の表で整理しましょう。
資料1 新型コロナと風邪、インフルエンザとの症状の比較
(オーストラリア政府啓発資料より)◎:頻度高、◯:よくある、△:時々ある、×:稀
風邪は微熱を含む発熱や鼻水、鼻づまり、のどの痛み、咳などの症状が見受けられます。インフルエンザも風邪と症状が類似していますが、風邪に比べると高熱が出ることが多く、頭痛や全身の関節痛・筋肉痛を伴うことがあります。
ここで新型コロナウイルス感染症と風邪・インフルエンザとの決定的な違いは、「息切れ」です。風邪やインフルエンザでは稀な症状のため、「息切れ」の症状を自覚された場合は新型コロナウイルス感染症の可能性を疑いましょう。
また、特徴的な症状として「嗅覚障害・味覚障害」もよく知られています。これらの症状は、風邪による鼻づまり等でも見受けられる症状のため必ずしも新型コロナウイルスと断定できるものではありませんが、注意しましょう。
次に、新型コロナウイルス感染症で特徴的な症状は、罹患期間の長さです。
風邪やインフルエンザは凡そ3~5日ほどといわれていますが、新型コロナウイルス感染症は1週間以上続くといわれています。
資料2 新型コロナウイルス感染症の経過
初期の軽微な症状が1週間ほど続きますが、感染者のうち約80%は軽症のまま治癒していきますが、残りの20%は肺炎症状が悪化し、呼吸困難の症状があらわれます。また5%の感染者はICU(集中治療室)で人工呼吸装置を使用した治療を受けることになります。
現在の症例ですと、約2~3%の感染者が致命的な状態になってしまうと言われています。
全体としての致命的な状態になってしまう感染者が少ないとはいえ、感染力が強いため、以下の症状を自覚した場合には、「帰国者・接触者相談センター」に相談するようにしましょう。
・風邪の症状や37度5分以上の発熱が4日以上続いている場合
・解熱剤を飲み続けなければならない場合
・強いだるさや息苦しさがある場合
また以下の人たちは重症化のおそれがありますので、特に注意が必要です。
・高齢者
・糖尿病、心不全、呼吸器疾患の基礎疾患がある人
・透析を受けている人
・免疫抑制剤や抗がん剤を使用している人
・妊婦
今まで本記事で、新型コロナウイルスに感染したらどのような症状を発症するのかについてご案内させていただきましたが、実際に感染してしまったら治療費はどのくらいかかるのだろうか?と疑問に思われる方もいらっしゃるかと思います。
新型コロナウイルス感染症は「指定感染症」に指定されたため、入院などの基本的な治療費は通常の診察のように健康保険の適用=国の負担になります。
ただ、仮に深刻な状態になってしまった場合に治療費がどのくらいかかるのだろうか?健康保険適用でも気になってしまいますよね。
ここで、皆様が加入されているだろう生命保険の保障内容を確認してみることをお勧めいたします。
医療保障、具体的に言うと入院保障がついている保険であれば、原則保障の対象になります。
保障内容の確認を行うには、保管されている保険証券をご確認されることが一番わかりやすいです。
実際に弊社のお客様から、「コロナ感染症で入院した際に私の加入している医療保険で保障対象になりますか?」などのご質問が増えております。
このような背景を鑑み、弊社無料の保障内容確認サービス・コンサルティングサ-ビスを実施しております。分からないままでいるより私達にご質問頂ければ、ご一緒にお客様が現在ご加入中の保険の保障内容を確認させて頂き、「わかりづらい」生命保険を「わかりやすく」ご説明させて頂くことができます。